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第93話
そんな先生との関係は長く続いた。
中学になってもそれは変わらなかった
「祥一くん。かなり背伸びたね」
確かに俺は中学に入って早々一気に背が伸びた。俺よりもずいぶんと高かった陽平と今はそんなに変わらなくなっていた。
「相変わらず陽平くんとは仲良いの?」
「そうだね。他の人よりは仲良いかな」
「好き?」
「陽平のこと?好きだよ。じゃないと友達やってらんないでしょ?」
「そう…」
「一輝?どうしたの?」
長く一緒にいるからもう今は先生とは呼ばなくて下の名前で呼んでいた
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