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第109話
「相澤。本当に後でやらせてくれるの?」
「いいよぉ。」
「祥一とヤれる上にお前ともなんて最高だな」
「ふふっ。その代わりちゃんと別れるって言わせてよね?じゃないと僕を抱かせてはあげないから」
「あのさ。別れる前にそもそも付き合ってないんだけど。いい加減に放してくんない?」
「五月蠅い!!」
「って…」
相澤に腹を殴られていた。この華奢な体のどこにそんな力あんだよ…
「陽平くんは嘘なんてつかない!!」
「いや…だから…あいつクズなんだって」
「違う!違うもん!!」
恋は盲目と良く言うけれど本当にその通りだ
相澤はモテるしセフレも多くいると聞いていた。
可憐な見た目で確かに人気もあったけど機嫌を損ねれば容赦しないと言うことも同時に噂として流れていた。
陽平は取り敢えず何の気なしに手を出してしまったのだろう
陽平は回りの噂なんて耳に入れないから。それだけ我が道を行く奴だ
椿原さんに相澤の噂や本人を見せたこともあるがこいつだけはダメだと言っていた。
相澤の近くにいる誰かと知り合いらしく噂の本当のところも知っていた。
だから相澤だけは切れと話していたがあまりにも体の相性が良かったのかその警告をスルーしていた。
相澤に落ちなかった奴は後にも先にも陽平だけ。それ故相澤は始めはゲームのつもりでいたがいつしか本当に好きになってしまったのだろう。
おそらくこれが相澤にとっては初恋で実らせなければならないと変な使命感にかられたのだろう
本当に…
「いい迷惑だ…」
その後はまぁ…めちゃくちゃに犯された。途中で抵抗も止めた。
俺自信を閉じ込め深い所へ落ちていった
好きにすればいい…他人に抱かれた俺にはもう…一輝の元へ帰ることは出来ない…
「祥一!!」
あぁ…一輝の声が聞こえる…きっと…幻聴なんだろう…
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