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第113話

その後陽平とは変わらない関係を続けていた。 いつも側にいる居心地のいい友人 一輝がいたはずの心の隙間は完全には埋まってくれなかった…それでも…こんな俺にも恋人というものは出来た。 でも心から繋がることはできなくて結局体だけ繋げた。 それだけ… 俺が心を許せるのは結局陽平だけだった 陽平はあれ以来不特定多数の人と寝ることはなくなっていた。 結果やはり俺たち二人は恋人だという噂は耐えなかったが否定も肯定もしなかった 「お前ら大丈夫なのか?」 恒星はそんな俺たちをいつも気にかけてくれた。 「大丈夫だよ?何で?」 「いや。大丈夫ならいいけどたまには飯でもいこ」 「ありがとう。恒」 「ん。ねぇ。祥一」 「なぁに?」 「俺と付き合って」 それは本当に急な告白だった 「俺だったらきっとわかってあげられる…ねぇ。祥一俺じゃダメ?なの?」 「恒。ありがとう。気持ちは嬉しいけどお前だからそんな簡単には。お前には友達でいて欲しい。ごめん」 「…わかった…何かあったら言えよ?」 「ねぇ。恒。あのとき何で俺が絡まれてるの気付いたの?」 「お前のことずっと見てたから。気持ち悪いよね?」 「大丈夫だよ。見付けてくれてありがとう。あのとき恒がいなかったら俺はどうなってたかわかんないし。一輝は失ったけど…でも…ありがとう」 複雑な表情をする恒に笑いかけた

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