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第120話

陽平side 大学時代俺は運命の人と出会う これまで出会ったことの無い種類の人間 俺を俺として見てくれる人間 それが美音だった いつも朗らかで暖かで…一緒にいると安らげた。 生まれて初めて俺から告白をした でも断られた。 でも諦められなくてとにかく仲良くなろうと思った。 カッコつけてもうまくいかないしどうしたらいいんだろう…気が付けば出会って半年がたっていた 少しずつ少しずつ距離が近くなりOKを貰ったときは柄にもなく跳び跳ねて喜んだ。 美音をすぐ祥に紹介しようと思った。 祥のことも癒してくれると思ったから。 美音は持ち前の人懐っこさで祥ともすぐ仲良くなった。 少し不安もあった。だって誰よりも美しい祥に心を奪われたらどうしようと思ったから でもそんな心配はいらなかった。 美音は俺を心から愛してくれた。 一生一緒にいたいそう強く思い早いうちからプロポーズをした。

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