144 / 184
第144話
「なぁ…陽平…」
付き合いはじめて暫くたったある日のこと。ずっと気になっていたことを話す
「ん?」
「あのさ…俺…美音裏切ったことになる?」
「何で?」
「だってお前の大切な人…」
「…美音は…嬉しいんじゃねぇか?」
「嬉しい?」
「美音のことお前も良くわかってるでしょ?」
「でもさ…相手が俺って…」
「お前だから美音は嬉しいんじゃねぇかな?わかんないけど…」
「みーくんも…認めてくれるかな…?みーくんに話したらダメ?」
「話そうか。俺はお前と一緒にいたい…美空には認めてもらいたいから」
「うん…うん!」
「かわい…」
「何?」
「嫌…なんでもねぇ」
ともだちにシェアしよう!