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第158話

でも俺のそんな願いは届かなかった。 体を何度も重ね落ち着いてきた美空に好きな人ができた。 毎日その人の話を幸せそうにする姿を見て嬉しいのと悲しいのが複雑に絡み合う。 その思い…俺に向けて欲しかったな… でも…美空が幸せならそれでいい。 葉月先輩を好きになった美空はもう、体を求めることも無くなったから俺との関係はまたただの幼馴染みに逆戻り。 美空が先輩を好きになり暫く。二人が一緒にいる姿をみていたら葉月先輩の隠れた思いにも気付いた。 葉月先輩は美空を見るときは他の人とは違う。 明らかに恋慕している。 同じ人を好きになったんだからわかる。 …なのに本人は全く無自覚だ 早く繋がったらいいのに… そしたら俺は諦められる… そんなとき…また美空に異変が起きた… 本当に何でもないいつもの時間。朝から美空が元気がない 勉強のし過ぎって言ってるけど…本当に…それだけ? そして体育の時間。もうクラスの奴等はみんか着替えて出ていったのに美空は動かなかった 美空の嫌いな持久走だから?不思議に思い美空に声をかけた 「こら。美空。お前サボろうとしただろ」 「睦月…」 「ったく…油断も隙もねぇな…」 「わり…でもやっぱり無理…」 「…何か…あったのか…?」 「いや…気分が乗らないだけ…」 「…こっちこい」 あぁ…この顔…久しぶりに見た…陽平さんと何かあったんだ…また殴られた? 体を見ないとわからないので美空の手を引き保健室に向かった。 丁度保健の先生は出張に行ってて今日は不在 「睦月もサボる?」 そんな不安そうに見るな…ごめん… 「美空悪いな…」 「え?」 美空をベッドに押し倒し服を捲る 「ちょっ…睦月っ…やめっ…」 手を差し入れたら美空の弱いところに当たったらしい…やば…俺最低…このまま襲いたい… 「んあっ…」 「相変わらず感度いいな…お前…脱がせるぞ」 どうにか気持ちを落ち着けるため息を吐き告げる 脱がした美空の肌には…紅い花が無数に咲いていた 「っんだよ…この痕…まさか…親父さん…」 「ちがっ…違うよ…セフレ…セフレと会ったの…」 この嘘つき…お前は嘘をつくときは昔から口を手で覆う癖あんだよ… 「…ウソ…だね…お前…ウソ下手すぎ…下も脱がすからな…」 露になった美空の太ももにも沢山の痕…ひっくり返した背中にも… 「すげーな…この数…ケツは?痛くねぇ?切れてたりは?」 「え?あ…多分大丈夫だと…」 「ケツ向けろ」 四つん這いになってケツを高く突き上げ孔を見せつけられた…ひくひくして美味しそう…ヤバい…ヤりたい…そんな邪な思いを絶ちきるため頭を振る 「ちっ…切れてんじゃん…大丈夫なはずねぇだろ…ちょっと待ってろ…軟膏取ってくるから」 心臓の音がうるさい…若干立ち上がってしまった俺自身を宥めるため深く息をはく…何であんな可愛いんだよ…何で親父さんに抱かれてんだよ… でも…あの陽平さんが意味もなくそんなことするのか?…美音さんだって間違ってても体つきの違いでわかるはずなのに…何があったんだろう…考えてもわからないので軟膏をもち美空の元へ戻った 「お待たせ。朝からなんかおかしいって思ってたんだよ…ほら。塗るから見せて」 「ん…っ…あんっ…」 「エロい声出すなよ…我慢できなくなるだろ…」 ほんと…やめて… 「む…つきっ…」 んで…そんなにエロいんだよ… 「はいはい。すぐ終わるから待て。よっし…終わり。ほら服着な…」 美空が裸のまま抱きついてきた…本当…やめて欲しい… 「なぁに?美空…」 何も言わず抱き締める力を強める美空…可愛すぎだろ…理性が切れそう… 「みーそーらー…犯すぞぉー離れろ…」 「やっ…やだ…ねぇ。抱いて?睦月」 それは…反則…でもここで抱いたら…きっと後悔する…精一杯自分の欲望を耐える 「だぁめ。お前は葉月先輩が好きでしょ?それなのにそんなことしたらお前は葉月先輩に顔向けできなくなるよ。初めて好きになった人でしょ?あの頃とは違うんだから…」 そう…お前は葉月先輩が好きなんだから… 自分で言ってて苦しい… 「でも…でもっ…実の父とヤった時点でもう…ダメでしょ…だから…忘れさせてよ…睦月…」 その気持ちもわかる…俺も同じ立場なら…でも… 「はぁ…わかった。どうせ今日は俺んちで勉強するはずだったし…家に帰ってからね」 結局陽平さんに対する嫉妬のようなものと葉月先輩に対する優越感に耐えきれず同意してしまった… 「ん…」 安心したように目を閉じる美空の髪を撫でる 「だから今は我慢して?」 「わかった…」

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