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第174話

美空たちの交際は順調で見ているこっちが恥ずかしくなるほどだった。 三学期になり先輩達は受験のため休みに入った。 葉月先輩も弥生先輩も同じ大学を受けるそうだ。 「あぁ…」 「どした?美空」 「もうさぁ…暫く会えてないから寂しい…」 「まぁ受験だしね。最後にあったのいつ?」 「三日?四日前くらい」 「…それ…会ってないうちに入らねぇぞ」 「えぇ…だってぇ…」 「ったく…バカップルめ…」 そんなこんなで時は過ぎ明日は先輩の合格発表。 「明日会えるんだぁ…早く会いたいから内緒で大学近くまで行って待ってようかって思ってるんだよね」 「葉月先輩喜ぶだろうな。明日のコーディネートでもしてやろうか?」 「え?いいの!?睦月のセンスいいから助かる。俺いつも子供っぽい格好になっちゃうから」 「任せろ」 鼻唄歌いながら先輩を思う美空は超絶可愛い でも前ほど苦しくなることは全く無くなったと言えば嘘になるが少しだけ楽になっていた 俺の中で少しずつ美空への想いが昇華され始めているからだろう。 美空の明日のコーディネートは少しだけ大人っぽい感じに仕上げた。 髪のセットなども軽くしてあげて送り出す 「いってらっしゃい。葉月先輩によろしくね」 手を振り去っていく美空を見送りぶらぶらと街に繰り出した

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