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文くんと話していたら三ヶ島先生がやって来た。 「おっ!文じゃん!!久しぶり」 「どうも」 「大丈夫かぁ?よも」 「朝より下がったので」 「そっかそっか。とりあえず体温測って」 「はい」 「うん。下がってはいるが…悪いけど文は一旦部屋出ててくれない?」 「はい」 先生に促され外に行ったのを確認して振り返る。 「よも。服を脱げ。全部だ」 「え?え?」 「え?じゃねぇ。弥生から連絡来たんだ。沢山噛み跡つけてしまったし、後ろ多分切れてるって。化膿したらただじゃすまねぇぞ。見せろ」 「弥生ちゃん…」 「昨日…無理矢理にしてしまったって泣きながら電話かけてきた。あいつのお前に対する気持ちはもうずっと前から知ってたけど無理矢理にって…あのバカが…ほら。脱げよ」 そろりそろりと全てを脱ぐ。言われてみて体を見ると確かに俺の胸の突起の回りや肩、脇腹、足の間など至るところに噛み跡がついていた 頭が痛すぎて体が痛すぎてこの傷には気付かなかった 「ちっ…あいつ…やりすぎだ…ガキか…妬きすぎだろ…」 ぶつぶつ文句をいいながら手当てしていく、 「にしても…お前…本当に綺麗な体してるな。こりゃ唆られるわ…間違いおかしたくなるのも頷ける…体の線がエロイ」 「なっ…何を…」 「自分の魅力に気付かなすぎだ。知ってるか?あいつお前に変な虫がつかないようにあれだけベタベタしてたってこと」 「え?」 「あいつ。毎日のようにここに来てるし学校だっていつも一緒に登校してただろ」 してた。俺が小6、弥生ちゃんが中1の頃。中学と小学校は方向は真逆なのにいつも朝から家に来て学校まで送って誰かしら友人に俺を預けてから自分は向かってた。 方向違うのに不思議だったんだ。俺が中3で弥生ちゃんが高1の時も。 高校は電車通学家を挟んで対象に駅と学校がある。 だからおれを中学まで送ってから駅に向かってたんだ。 「お前を一人にしておくとお前は変に魅力的だから守らないとっていいながらそうしてた。お前が同じ高校に行くと知ったときは泣くほど喜んだ」 「何でそんなこと…三ヶ島先生が知ってるの?」 「ん?あいつはガキの頃から誰にも相談しないでやって来たから放っておけなくて無駄に構ってたからね。それが今でもつづいてるの」 弥生ちゃんが悩んでいるところなんて想像もできない。いつもしっかりもので自分を持っててカッコいい人だから 「といってもあいつが悩むことなんてお前以外のことでなんてないんだけどね。文もお前の事好きだったから文に相談するなんて出来なかったし。まぁ。あいつの女関係は昔からやめとけって伝えてたんだけどな。お前の信用なくすってわかってたからさ。まぁでもあいつも男だし…溜まるものは溜まるしな…まぁでも今後はないはずだぜ。お前に手をだしたからには一生かけてお前に尽くすってことだろうよ。やり方が不味かったけどね。どうするの?やっぱり許せない?それとも腹括る?」 そんなのもう決まってる…

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