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第19話

こうして睦月と恋人になった俺は重い体を動かし自宅へ戻った。 幸い父はまだ帰っておらず簡単な晩飯を準備し睦月の家の匂いを念のため消すことにした 風呂に入っていると父が帰ってきた 次第に近づく足音。浴室の扉が開いた 「おかえり」 「ただいま。美空」 「すぐ上がるね」 「あぁ」 父が出たのを確認して脱衣場へ。着替えようとすると扉が開いた 「ビックリした…ちょっとま…」 そのまま父が入ってきて壁に押し付けられた 「どうしたの?」 「抱きたい」 「は?何い、っ…」 そのまま父に抱かれる…何で…こんな…何があったの?父さん… 睦月に愛された後孔は昨日よりもすんなり父を受け入れた。 父のモノがいいところに当たる…気持ちよすぎて自ら腰を降った 「いっ…くっ…」 「いっていいよ…」 父の荒い息が耳元で聞こえると俺は欲を吐き出し父も俺の中で同時に果てた… 「父さん…何で…」 「お前を愛しているから。もう母さんはいない…お前は唯一の俺の支えなんだ…だから…」 「でも…おかしいよ…実の親子で…こんな…」 「美空…俺は他の奴なんていらない…お前がいればいい…」 「何があったの?父さん…」 「…俺から離れない?そう約束してくれるのなら話す…」 「…っ…これからも俺を抱くの?」 「わからない…でも…そうしないと不安で仕方がない…」 「…」 睦月をこんなにすぐに裏切ることになるなんて…でも…俺の家族は…父さんしかいないから…不安なら…俺が埋めてあげたい… 「…わかった…取り敢えず…父さんの処理してくるからご飯食べて待ってて」 父は1つ頷くと服を整え出ていった あんなに小さく見える父の背中…一人で何でも頑張ってきた父。俺を男手1つで育ててくれた父。俺の唯一の存在…手放したくない…

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