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第33話
次につれてこられたのは俺は生きているうちに入ることなんてないだろうと思って通りすぎていた洋服屋さん
「こんにちは。成兼さま。」
「こんにちは。小金井さん」
馴れた様子で店の奥へ向かう璃人さんの後を負う
「今日はこの子のコーディネートお願いしたいんだけど」
「かしこまりました」
お手本のような礼をして小金井さんが服を何着も手にしている
「り…璃人さん…俺…」
「大丈夫だよ」
暫くして両手に服を沢山抱え戻ってきた小金井さんはこれもまたお手本のように頬笑む
「お待たせしました」
「試着しておいで」
璃人さんに促され何着も試着する
「さすが小金井さん。どれもとてもいいね」
「ありがとうございます」
「ん~…悩むなあ…これ全部下さい!」
「え!!だめですよ!!俺生活…」
「大丈夫だって。俺からのプレゼント」
「いやいやいやいや!!いただけません!!」
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