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第34話
結局押しきられる形でそれをプレゼントされた
その後も俺なら一生入ることもなかっただろうと思われる場所に一日中連れていかれた
璃人さんと一緒にいることは苦ではなかったけれど何とも落ち着かない…
「璃人さん…帰りたい…」
「疲れちゃった?じゃあ帰ろうか」
車の中では昨日と同じようにずっと璃人さんに手を握られていた
「おいで。美空くん」
「はい」
今日こそは抱かれるのだろう…あれだけプレゼントまでしてもらったんだし何かしないと脅されていたとはいえ申し訳ない
「美空くん。お風呂先使う?」
「あの…一緒に…」
「ん?いいの?」
「璃人さんが大丈夫なら…」
さ
「オッケー。準備したら行くから先いってて」
「はい…」
緊張する…どんなプレイを好むんだろう…
優しくがいいって伝えたけど…そんなの本当に聞き入れてもらえるかもわからない
無理矢理にされたときに少しでも痛みを和らげたい…
念入りに解し湯船につかると璃人さんがやって来た。
服を着ていたらわからなかったけどかなり男らしい体つき。
俺好みだった…思わず凝視しているとふわりと笑う
「なぁに?そんなにみつめて」
「いや…かっこいいなって…」
「何それ」
「何かスポーツしてるのですか?」
「んー…昔はバスケとかやってたけど最近は簡単な筋トレくらい?好きなんだよね。動くの」
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