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第46話 都市伝説、検証中

でも、妄想は激しくても俺の身体はまだ処女なんだよ! だからあんまり調子に乗られるとヤバイんだ!ぶっちゃけやっぱり恐いし!! 「や、優しめな初心者コースでお願いします……俺、痛いの超苦手なんで!!」 散々煽っといてカッコ悪いな……俺。 さっきのえっちな台詞は、南條先生をヤル気にさせるだけの目的で言ったんだけどさ。 前に俺が受けに言わせた台詞のアレンジです。 「分かってるよ。卯月のお望み通り優しく、妄想通りのことしてやるからな」 そう言いながら、南條先生はぺろりと自分の指を舐めた。 や、やばぁぁい!!セクシーすぎですその仕草!! これで相手が俺じゃなければもっとよかったのにいい!! ……いや、うーん…… やっぱりそれは嫌、かなあ。 「痛いのが嫌なら力抜いてろよ?」 「はいっ」 「いい返事だな」 * 「ひぁっ、あっ、んん……」 南條先生は常備しているらしいローションを手に取り、手で少し擦り合わせると俺の後孔に塗りたくった。 注射器のようなものでローションを吸いとり、ナカの方にも直接注入もされた。 あとはひたすら俺の反応を見ながら、その綺麗な長い指で俺のナカを丁寧に拡げている。 「う、うあっ……」 痛みというよりも、違和感がある。お尻に何か挟まってるみたいな……。 気持ちいいのかどうかはまだよくわからなかった。 やっぱり前立腺がきもちいいなんていうのは、都市伝説なんだろうか? そう思った途端。 「あっ!」 びりっと、いきなり今までとは違う感覚がした。 「見つけた、卯月のいいところ」 「ふぁ、ぜ、前立腺ですか……?」 「そう。よく知ってるな?自分でイジッたことがあるのか?」 「やぁっ!な、ないですけど!!」 南條先生は喋りながら前立腺をトン、トン、と指先で軽く叩くように触ってくる。 なにこれ気持ちいい!!え、ここチンコで思いきり突かれちゃう……の? ちょっ、それヤバくないか? 「イジッたこと無いのに男が気持ちよくなるトコ知ってんだ?ほんとエロいな、卯月」 「だ、だって」 俺、腐男子ですから!腐ってて前立腺知らない人とかいないから!! あと生物の授業でも習うし……触ったら気持ちいいなんてのは教わらないけど。 「それとも、俺とセックスするために勉強したのか?」 「え?」 「エッチな子は嫌いじゃないよ。燃えるから」 「萌え?ふぁ、あっあっ!!?」 南條先生がオタク用語を使ったと思って感動しそうになったところ、ゴリゴリッ!と指で思いきり前立腺を刺激されて変な声が出た。 ローションがたっぷり入った俺のお尻は、南條先生の指を拒むことなく既に数本受け入れている。 そしていつのまにか、南條先生は空いてる手で俺の乳首もコリコリといじりだしていた。 唇には濃厚な口付けを。 無意識に、俺の腰も動き出していた。 「卯月、マジで可愛い……お前、全部俺のものだからな。チュッ、チュッ」 「ンッ、クチュッ、っは、せんせっ」 前立腺と乳首と唇を同時に愛撫されて、またすぐにイッてしまいそうだった。 キスをしながら、何故かいきなり甘い言葉を連発する南條先生。 もしかしてスイッチ入っちゃった感じ? でも、スイッチ押されたのは俺のほうだよね。前立腺をポチッとな。 「好き、好きだよ卯月、大好き。超愛してる」 ああ!耳元でそんなイケボで好きとか囁かないでぇぇえ!耳が妊娠する!!俺の耳、三個になっちゃうよお!! 「ほんとに好き。お前は?お前も俺のこと好き?」 「あっ、あんっ、しゅき、好きですっ」 すると、また指が入ってきた。 既にギチギチできついのに今何本目だろう?でもなんか、もっと…… もっと、奥に欲しいような……。 あれ?なんか俺のカラダ、おかしくない? 俺はある違和感に気がついた。 いや、初めてなのに感じまくってるのがオカシイって、もちろんそれもあるんだけど、違う。 なんか違うんだ。 「せ、せんせい……」 「ん?」 「俺のカラダに、なにかした?」 あ、敬語忘れちゃったよ。まあいいか。 「してるなあ、思いきり。現在進行中でお前のナカをトロットロにほぐしてるし、可愛いピンクの乳首も更に開発中だ。もっと言ってほしいか?」 「や、そういうことじゃなくて!っあの、なんかナカが……」 俺はエロい言葉が聞きたいわけじゃないのよ先生!言うなら録音の準備しとくから取っといてくださいよ!! ……じゃなくて。 カラダが変にムズムズするっていうか…… えーと……そう! 「か、かゆいんです」 お尻の奥が、なんかすごくかゆいんだよお! 「へえ?」 南條先生は楽しそうにニヤッと笑った。 あ、これ絶対なんか原因知ってるだろ、ねぇ。 言葉にすると余計にかゆくなってきた。 先生の長い指でも、掻いて欲しいところに全然届かないとか嘘だろ……!? すると南條先生は、ものすごく楽しそうに俺にかゆみの原因を教えてくれた。 「実はな卯月くん。さっきのローションは俺が精製水とキシロカインゼリーとグリセリン、その他諸々のお薬を混ぜて作った特製媚薬ローションなんですよ」 「ほ、ほえぇーーっ!?」 卯月『くん』!?その呼び方もなんか萌えるな!! いやでも反応するところソコじゃないぞ俺。 えっなに?特製ローション!?あ、そういえばこの人化学教師だったな! ……なにローションって言った? いや聞こえてたよちゃんと。『媚薬』ローションって言ったよね! 媚薬って…… ほげえぇぇぇぇ!?!?!?

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