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第47話 それこそ都市伝説だと思ってた
媚薬といえば……
BL作品では必ずと言っていいほど使われる、どこで入手できるかもわからない気持ちよくなれるお薬だよね!?
学園モノだとなんでただの高校生がそんなもん持ってんだよ、と毎回突っ込みたくなるあのお薬ですよね!?
受けが変態(もしくは当て馬)に飲まされてメロメロのヘロヘロになったところを攻め様に助けられて、身体を楽にしてもらうという名目でいろんなことをされるという、実に攻め様に都合のいい魔法のオクスリですよね!!
存在したんかーーーい!!!
そして俺、盛られたんかーーーい!!!
やばい……超・楽・しい!!
一度盛られてみたかったんだよね!!
いや、盛られたかったというか受けに盛ってみたかった?
それには自らが経験して……でもそんなもんどこに売ってんだよって話じゃん?
へーすごーいびやくー!
すごーいすごーい!
へー……
「で、そろそろ効いてきちゃったんだな?」
「………」
現実逃避終了、俺。
どうなっちゃうんだよ?俺ぇぇぇぇぇ!!!!
「キシロカインは表面麻酔薬だから、指入れてもあんまり痛くなかっただろ?肌に優しいスクワランやプラセンタも配合してるし、保湿剤として馬油も少し入れてるし……あとバラの精油も加えてるから香りもいい。これぞ完璧なローション!」
「そ、そういえばなんかほのかに甘い香りが……じゃなくって!!先生!!アンタ何やってんですかァァ!?」
ようやく突っ込めた!!!
別に顔に塗るわけじゃないんだから、お肌に優しいとかどうでもいいよ!ケツの穴には優しいけどな!!
つーか暇人かよぉぉ!!
「俺、部活の顧問とかやってねーから放課後ちょっと暇だったりして……授業なくても5時までは学校にいなきゃいけねえだろ?」
「だったら美術部の顧問やってくださいよ!顧問の野沢先生、運動部と掛け持ちなんでほとんどいないから!!」
「あ、それいいかもな。部活頑張ってる卯月が見れるし……」
南條先生は呑気にそう言いながら、俺のナカをグリグリ攻めたててきた。
これには俺もたまらず声を出しちゃいます!
「あっ、あんっ!」
「楽しいおしゃべりはここまでだ。ほら、集中して?どこが一番痒いんだ?」
「あッ……あッ……おく、もっと奥のほうがかゆいです!!」
「フフッ、この辺?」
「違ッ……もっと奥です……あッ、ぁあん!」
四つん這いにされ、更に奥の方をぐりぐりと掻き回されて甲高い悲鳴が上がった。
俺の穴はもはや先生の指を三本も受け入れているのに、ナカのかゆみは収まらずに一段と増していくばっかりだ。
なんかどんどん頭がぼーっとしてきた。
バラの香りがどんどん強くなっていって、なんか、何も考えられなくなってくる……これも媚薬のせいなのかな?
ヤバイぞ、俺……理性とか、なにそれ美味しいの?状態になってきた……。
南條先生にめちゃくちゃにされたくてたまんなくて、なんか薄い本でしか見ないようなエロい言葉をたくさん口走ってしまいそぉ。
「ほら、卯月。何が欲しい?何で擦ったら、お尻の痒みはおさまると思う?」
「わ、わかんなぃですぅ……あっ、あっ!」
にやにやしながら南條先生が言う。
わかんないよそんなの!なんかヘチマのような……それはでかすぎか。俺の尻が死ぬ。
ちょっと控えめに、キュウリみたいなごつごつした長い棒でかき回されたい……媚薬のせいでお尻のナカがかゆくてたまんないから、思いっきり引っ掻いてほしい!
「ははっ!卯月のここ、すっごいヒクついてるぞ?初めてなのにどんだけ俺の指を飲み込む気なんだよ?本当にエロいガキだな……毎日俺でどんな妄想してるんだ?妄想全部叶えてやるから、言ってみろよ」
ふぁぁぁ、生ドS発言おいしいよぉ!!!
ついつられて俺もドM化しちゃう!!
「あっ、あっ、えっと……南條先生のおっきいおちんちんぶち込まれて、あんあん喘がされてわけわかんないくらいイカされるのぉ……!ひあっ!あっ、先生おしりかゆいよぉっ、なんとかして!」
痒いのに掻けなくて頭おかしくなるぅぅ!!
も、お願いきゅうり、きゅうり突っ込んで!!
でもそんなことしたら、俺もう二度ときゅうりが食べれない!
「はっ、すぐ叶えてやれるじゃねぇかそんなの。つーかとっとと欲しがれよ、目の前にお前の欲しがってるモンあるんだぞ」
だっていま俺が欲しいのは、お尻のナカのかゆいところをなんとかしてくれる棒で……つか、きゅうりで……
棒……ぼう……
「南條先生っ……おれ、先生のちんちんが欲しい!おねがい、それで俺のおしり、思いきり掻いてぇっ!」
「よしよし、合格だ。直ぐあげるからな」
ごーかく?ごーかくって……何なんか今テストしてたっけ?
ああああもうかゆくて何も考えられないよぉお!!はやく!はやくして!
「ああもう先生!はやくちょうだい!かゆいからはやく!あっ、あああああーっ!!?」
南條先生の勃起ちんこが、後ろから俺のナカに躊躇なく思いっきりずぶぶぶって入ってきたよぉ!!
「はぁ、急かしやがって……可愛いし嬉しいけど、ちょっとは浸らせろよな」
「ひあっ……あっ、ンぅ……!」
やばぁ……い。なにこれぇぇきもちぃい……!!
串刺しにされて苦しいはずなのに、めちゃくちゃ気持ちいいよぉ……!
目からは涙、口からは涎がこぼれ出てたけど、もうそんなことどうでもいいっていうか、俺は気付いていなかった。
前立腺を圧迫される快感と、痒いところに手が届いた気持ちよさに酔いしれて、完全に頭が馬鹿になっていた。
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