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第3話

『たかゆきっっ!』 5分ほどで要が戻ってきた。 『…………』 ずいぶん早いな…… ちゃんとコクったのか? 『たーかーゆーきー!』 近づいてくる要の顔は……笑っていた。 『え……?』 もしかして……うまく…いった、とか? え? マジで? 走ってきた要は 胸を押さえながら 頬を赤く染めて にっこり笑った。 『隆之、聞いてくれる?』 『……お、おう…』 な、なんだ…この顔… この 笑顔…… マ、マジ? マジで…告白成功…?? 思いもよらなかった展開に 呆然と立ち尽くす俺に 要は 真っ赤な頬を両手で包み モジモジ。 ……していたかと思うと、 急に 頬をパンパンッと 右手をスッと差し出して頭を下げた。 そして…… 要の口から飛び出した言葉は 『隆之!俺と つきあってください!』 だった。

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