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第184話 唯side

「あっ、あっ、……はぁ、奥、きもちいっ」 「…玲緒、力抜いて……締めすぎ、」 酔っているせいもあってなのか、結構解したと思ったのにいつもより締まっていてきつかった。 中に入った瞬間ぎゅうぎゅうと締め付けてきて吸い込まれるようだった。 「む、むりっ、ひっ、きもちいっ、ぁ!」 それでもゆっくりと腰を進めていけばすぐに飲み込んでいって、あっという間に全部入った。 玲緒は全部入ったとほぼ同時に欲を吐き出して、体が敏感になっているようで痙攣していた。 そんな玲緒が何よりも愛おしく思える。 「あぁっ、ん…はぁ、まって、うごかな、で…く、くるし…はぁ、はぁ」 そう言う玲緒は苦しそうに必死に息を整えていた。 「待つから大丈夫だよ」 玲緒の顔は瞳から流れる涙や口の端に垂れる唾液でぐしゃぐしゃになっていて、そんな状態で喘いでいる…。 すごく興奮する。 「あぅっ、…お、きくなった…っ!」 玲緒は顔を赤くしながら熱い息を吐いた。 ごめん玲緒…だけどエロい顔してるから……。 「もう動くよ?」 「うん…っ、ぁっ、きもちいっ、あっ、あぁっ!」 動き始めて数秒で玲緒は二度目の欲を吐き出した。 さっきよりは色が薄くなっている。 「もうちょっと付き合って?」 「んぅ、……い〜よ…でも、苦し、のいや」 「わかったよ」 *

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