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第212話 唯side
「きもちいっ…ぁっ、いくっいく!」
玲緒がぎゅっと瞳を閉じて泣きながらそう言うとびゅるるっと勢いよく白濁が溢れてきた。
「ぁ…あ…はぁっ」
余韻に浸っている玲緒の体はぴくぴくと痙攣していて焦点の合っていない虚ろな瞳で宙をさまよっていた。
本当はもうちょっとやりたいくらいなんだけど玲緒が辛そうだからやめることにした。
そろそろ学校も始まるだろうし。
「玲緒、シャワーどうする?」
そう聞くと小さく首を横に振って、息を整えようと熱い吐息を吐いていた。
部屋にはエアコンのクーラーを付けているからあまり暑くはないけど、汗をかいた後だからだんだん寒くなってきて風邪を引くかもしれない。
エアコンのリモコンに手を伸ばし、設定温度を少し高くした。
シャワーをまだ浴びない、と玲緒は言ったけど衛生的にはあまり良くないことなので一応体を拭く最低限のことはしようと思う。
洗面所からお湯の入った容器と濡らしたタオルを手に寝室へ戻った。
「体拭くからおいで」
「ぁ、…ありがとう」
まず涎や鼻水、涙でぐちゃぐちゃになった顔を優しく傷つけないように綺麗にした。
それから、なるべく刺激しないようにお腹にかかった精液や性器についている体液を拭き取る。
「ひぁ…」
途中で玲緒が可愛い声を上げるので頭を優しく撫でてやった。
後孔から溢れてくる白濁はとろとろと玲緒の足を伝って垂れてきていた。
……すごくエロい。
さっきあんなことをしたばかりだというのに、また良くないことを考えてしまう。
我慢しろ、俺。
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