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第261話

「はぁ……」 「玲緒兄ちゃんやっぱり体調悪いんじゃない?」 こうして葉月に心配されるのは今日で3回目だ。 昨日、シャワーを浴びた後すぐにベッドに体を預けそのまま眠りに落ちた。 眠ればスッキリすると思ったし、実際頭はスッキリして目覚めることができた。 だけど胸の中のモヤモヤは昨日より増していた。 その原因の1つが携帯を見てもなんの変化もなかったという事実。 なんで連絡がないの? 着信は愚か、メールの1つもない。 もし俺が誤解をしていたら普通は誤解をとくように説明したりするものじゃないの? それはつまり、説明するまでもない本当のことか、もう説明のしようがない、のどちらかになるといっても良いだろう。 どっちにしろ悪い方向へしか行かなさそうだ。 「大丈夫、俺そろそろ行かなきゃ…悪いけど洗い物任せちゃっても良い?」 食べ終えた食器を重ね、時間を確認しながらキッチンのシンクに置いて葉月にそう言うと葉月はニコッと笑った。 「いつもやってくれてるし今日くらいやるよ。映画、楽しんできてね」 「うん、ありがとう」

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