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第267話
「ひっ……やめて、もう…やめてよ…っ」
「震えてるのも可愛いね」
嫌がる俺の服を脱がせた高柳くんは俺の体を触り始めていた。
ぺたぺたと体を触られているとだんだん気持ち悪くなってきて鳥肌もたってきた。
「ひ、ぅっ…!」
「うん、可愛い……」
高柳くんは俺の自身を持ち上げて、ゆるゆると上下に扱き始めた。
もう、やめてほしい。
なんでこんなことするんだろう…。
「ねえ、気持ち良い?」
そう問いかけてくる高柳くんに精一杯首を横に振った。
そう、この快感は嘘だ。
こんなのが気持ち良いはずない。
「嘘つき、逢坂くんは悪い子だね」
「んっ…んーっ…あぅ…あっ!」
さらに手の動きが早くなってもう一方の手で胸の飾りをこりこりと撫でられたあと強く抓られた。
そして俺は白濁を撒き散らしてしまった。
「なんだ、乳首も開発済みかぁ」
つまらないな〜、なんて言いながら俺が吐き出した白濁を見せつけるように掬い上げ、それをペロリと舐めた。
「ほら、嘘つきの証拠」
もうやめてなんて言えなかった。
それは俺があまりにも酷く驚いていたから。
信じる事の出来なかった高柳くんからの愛情は本物かもしれないと疑い始めた。
そして同時にとても怖く思った。
普通の1人の友人として付き合ってきた高柳くんが常日頃俺に好意を寄せていながら付き合ってきた。
今までそんな風に思われていたなんて想像もしなかった。
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