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第11話
昼過ぎ、携帯をみると月宮さんからメールがきていた。
『無理してないか?』
思わず微笑んでしまう。
こんなにも心配してくれる人が自分の側にいる。
その形が偽りでも嬉しかった。
「レオ何笑ってるんだー!?」
「携帯みて笑うレオなんて珍しいな」
いつのまにか購買から戻ってきた2人に携帯を取り上げられた。
「あっ、返してよ〜もう」
が、すぐに取り返した。
翔「なんか良いことあったの?」
玲「べっつに〜ふふん〜ふふん〜」
夏「いやあったんだろレオが鼻歌歌うなんて珍しすぎる」
詮索しようとする2人を無視して黙々とパンを食べた。
このパン美味しい。
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