25 / 337

第25話

後孔にあてがわれたものがゆっくりと入ってくるのが嫌でもはっきりと分かった。 「ひぃぁっ!…ん、ぅ、ゆいっ…こわ、よ…ゆ、いっ」 「玲緒、大丈夫だから」 そういって手を握ってくれた唯の表情は少し余裕が無さそうだった。 「あぅぅ、むりっむりっ!ひぁっぅ」 どんどん早くなっていく律動に耐えられない快感が襲う。 最奥をトン、と突かれて気持ち良くないはずなのに体が反応してしまう。 なんで? 気持ち良くないって、思ってたのに 「もっ、無理っやだぁっ、い、くっ!」 嫌、なんでっ、 こんなに気持ち良い… 「あぁ、俺も」 「っぅぁ…ひぅっ…!」 俺が白濁を吐き出すとほぼ同時にお腹の中で唯の吐精したものが広がっていくのが分かった。 「や、まって」 俺の中から出て行こうとする唯の腰を足で絡めて留まらせる。 唯は困ったようにため息をついて俺を抱きしめ、キスをしてくれた。 「早く流さないと腹壊すぞ」 「もうちょっと、だけ…お願い唯」 それから少しして2人でお風呂に入った。 体から溢れてくる唯の精液に1人でドキドキしながら体を洗った。 「…もうお兄さんのことは忘れたのか?」 お湯に浸かっていると唯が突然そんなことを聞いてきた。

ともだちにシェアしよう!