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第75話

「や、ぁっ!まっ、て!ゆっ…ひっぁ!」 「待たない…ってか待てない」 イったばかりなのに唯は容赦なく俺の体を貫いてくる。 俺は必死に唯の腕に縋りながら声を上げていた。 いつもより体が敏感になっているような感じで快感がただただ辛かった。 「や!やら!…ぅっ、」 「玲緒 嫌じゃない、だろ…?」 唯はいつもより優しい口調で俺から次の言葉を促した。 俺に向けられる視線もいつもより優しくて、ゆっくりと待っていてくれた。 「…んっ、きもち、いいっ…ふ、ぁっ!いいっ、!」 「可愛い…良い子だな」 そしたらぐしゃぐしゃって髪の毛を撫でてくれて俺はすっごく嬉しくなった。 「ゆ、いっ…俺、良い、子?」 「…玲緒はすごく良い子だよ」 あぁ、やっと認めてもらえた。 俺、ちゃんと良い子になれてたんだ。 「よか、…た」 だんだんと落ちてくる瞼に脳で必死に命令する。 まだ眠っちゃダメ、まだ眠りたくない。 今はまだ唯に触れていたい、唯と一緒にいたい。 唯といると自分を肯定してくれているような、認めてくれるような気がして… 心が温かくなって、とても安心するんだ。

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