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第82話

「ゆいっ、ゆぃ…んぅ、ぁっ、きもち、いっ」 唯と玲緒はお互いを激しく求めあった。 「悪い玲緒…っ」 「なに、?あっ!?…やっ、やぁっ、ゆい、そこやだ!」 やだ、だめ、もっと、の三語を主に繰り返す玲緒。 それを聞かず奥を突き続ける唯。 もう何度目か分からない絶頂に体が震えた。 「ゆいぃ、っ…もっと、奥、奥して」 「あぁ、……辛く、ないか?」 「うんっ、だから…っ」 「わかったよ」 「ひっ、あぁっ、ゆいっ、だめ…むり、も、むり」 今までより一層高い声で鳴きながら玲緒は唯の背中にしがみついた。 「あ、あぁ…っ!」 玲緒は対面座位がお気に入りのようで、それ以外ではあまりしたことがない。 対面座位ではお互いの顔がよく見えるので、玲緒の様子がいつもと違うのもすぐにわかった。 「…玲緒?」 「…うぅ、あっ、…ひぅっ…うごか、な、で」 「玲緒、大丈夫か?」 唯は涙を流しながら首を横に振るだけの玲緒が心配になり、ずるずると玲緒の中から自身を抜き出して玲緒のお腹をさすった。 「やっ、やめ…ふ、うぅ」 「…もしかしてドライでイったのか?」 「ど、らい?なに?…も、やだぁ」

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