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第84話

いつもは目が覚めなければ良いのにって願う朝も、唯がいるだけで早く目を覚まして話をしたい顔を見たい触れあいたいって思えるんだから不思議だ。 「ゆい〜おはよう」 今日は俺の方が早く起きられた。 いつも一緒に寝る時は唯の方が早く起きてるから隣で寝てる唯の顔をみるのは初めてかもしれない。 「ふふ、同棲してるみたい……寝顔みられるなんて幸せ………唯かっこいいなぁ、こんなにかっこいい人が俺の恋人なんて……」 隣をみてみるととても綺麗に整った顔。 唯を抱きしめたかったけど、やっぱりちょっと気恥ずかしくて枕にぎゅうって抱きついた。 だけど、やっぱり唯に触れたくなっちゃって唯の胸にそっと寄って頰をすりすりと滑らせた。 「落ち着く……唯、何時に起きるんだろう」 何時に起こせばいいのか分からなくて唯の腕の中でふとそんなことを考えた。 「…起きてる」 突然聞こえてきた声に驚いて目を見開いてしまった玲緒を優しく撫でる手があった。 「…いじわる、言ってくれればいいのに…いつから起きてたの?」 「玲緒が起きるちょっとだけ、前…」 「っ!やだ!もうやだ!」 それを聞くと玲緒は布団にくるまって丸まってしまった。 「かわいい…」 「ちがう!!!!!!」

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