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第104話

* 唯の家に来て数時間が経った。 外はまだ明るくて太陽の位置が高い。 冬だったら真っ暗になってるんだろうなぁ… 「食べろ」 俺はぼんやりと椅子に座らされていた。 足枷にまだ慣れていなく、さっき唯としたから腰が痛くて歩けなかった俺を唯がリビングに抱っこで連れてきた。 それで待ってたら唯がご飯を作ってくれたらしい。 「は、い…」 結城のためにご飯を作ろうと買った食材。 それが上手に調理されて俺の前に置かれた。 黙々と食べる俺、それを見つめる唯。 その瞳はとてもとても冷たいような感じですごくこわかった。 ごはんもあんまり味がしない…気がする……。 「あ、の…」 「どうした」 「ご、ごめ、ん…なさい…悪い、こと…したの…ひっぅ…わかんっ…な、けど…ひぐっ、ごめ、なさいっ…いつもの…ぅ…ゆいっが、いいっ」 言ってるうちになんでかは分からないけど涙が溢れてきた。 それを手でごしごしと擦って止まれって命令するけど俺の瞳はそんなこと聞いてくれずに、また涙が溢れてくる。 しばらくの間、唯は何も言わなくて俺の嗚咽だけが部屋に響いていた。 「…悪い、泣かせたいわけじゃなかったんだ」 唯はそう言って赤く腫れた俺の目元を優しく撫でてくれた。

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