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第116話
*
「あ…ぅっ、ゆいっ…ひぅっ、」
唯の手はいつも温かくて気持ち良い。
「んっ、きもちいっ、」
唯とするセックスは色々なものを忘れさせてくれる。
何も考えなくて良いから楽。
唯の指がゆっくりとはいってくる。
「ぅっ…」
「声我慢するな」
「やっ、やだぁ...ひぃぁっ、むり、っも、むりだよっゆい」
唯は俺が気持ちよくなるところを全部、全部知ってる。
だからいつも気が狂いそうなほど気持ち良くなっちゃって、辛くなる。
「今日は我慢しろ」
何を?って思うけどそんなことを考えられるほど余裕はなかった。
「...ひっ、ぃあっ、いくっ、やだあ!いっちゃ、っ..あぅっ.....なんっで!」
あと少しでイけそうなのに...!
唯の手が抜かれていってしまった。
さっきまで唯の手が入っていたソコが快感を求めて疼く。
「ゆいっ、おねがい...ほしいっ」
目の前で何ともないような涼しい微笑みをしてる唯。
だけど何ともないなんてことなくて、唯のモノはしっかり勃ってる。
唯のソレをスラックス越しに撫でてキスをした。
「おく、突いてっ...おねが、...唯っ」
「えろ…」
唯は何かぼそって言ったけど俺には聞こえなくて聞き返そうとしたら、どんって押し倒されて、位置が逆転した。
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