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第124話
それから俺は全てのことを話した。
「…ダメ男」
「?」
それを聞いた七海さんは何かボソッと呟いたけど俺には聞き取れなくて首を傾げたら、なんでもないよと言って笑ってくれた。
「うどん、出来たぞ」
そんなことを言ってたらエプロン姿の唯がうどんを持ってきてくれた。
「あぁ、ありがとう。じゃあ玲緒くん起き上がろうか」
「…うん」
七海さんに支えられながらもなんとかだるい体を起こした。
ベッドの上に簡易テーブルが用意されて、唯の作ったうどんが置かれた。
「い、ただきます…」
箸をとり、うどんを食べた。
…おいしい。
ただ食べるだけの俺を唯と七海さんはずっと見つめてて、ちょっとだけ恥ずかしかった。
いつもより時間はかかったけど、うどんを完食することができた。
俺が食べ終えると唯は食器やテーブルを片付けてくれて、七海さんはその間俺のお腹より少ししたのところを優しくぽんぽんとしてくれた。
そのおかげもあってか俺はどんどん眠くなっていって、気がつけば夢の世界へ意識を手放した。
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