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第142話

「ひっ、…いぁッ、」 長らく感じていなかった唯の体温。 温かくて気持ちよくて安心する。 「んぅッ、…ゆいっ、ちゅー」 腕を掴みながらそう言うと唯は笑いながら屈んで俺にキスをしてくれた。 気持ちよくて頭、溶けそ… 「ゆいぃ、すき…すきだよ…」 「俺も、好き」 部屋にはクーラーが効いてるはずなのに、あんまり効果がないみたいにすっごいあつかった。 だけど不思議とそれを心地悪く感じることはなくて、むしろ心地よかった。 「ぃっ、あっ、きもち、おく、もっと…してっ」 「おく、好き?」 「ぁっ、ひゃぁっ、んっ、すきっ」 より一層強く腰を打ち付けられる。 …気持ちよすぎてお腹、壊れちゃいそう。 唯の吐き出した欲をお腹の中で感じながら俺もすぐに達した。 頭、ふわふわする… 「いぃっ!?…ひぅっ、や、それやだぁ」 疲れちゃって、くたっとベッドに体を預けていると、いきなり乳首をきゅっと摘まれ驚いた。 だけどそれも気持ちよくて変になる。 「ち、ちくび、やだぁっ、」 そう言ったら唯はなぜか息を飲んだ。 綺麗な喉が上下してその動作を教えてくれる。 「うぅ〜」 怠い体を持ち上げて、唯の胸に顔を押し付けるようにすとんっと入り込んだ。 もう体が辛いから唯の胸で休みたいっていうことを伝えたかったんだけど、それは伝わらなかった。 むしろ唯を煽る行動だったらしく唯が満足するまで俺を離してくれることは無かった。 もちろん次の日腰が今までのは比にならないくらい痛くて怠かったのは言うまでもない。

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