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第149話

「ん〜!んんん〜!」 女の子ばかりが並ぶ列に並ぶこと約1時間。 俺と八坂さんはようやくパンケーキを食べられることになった。 目の前に運ばれてきたのはふわふわそうで蜂蜜やら生クリームヤラがたくさんのっているパンケーキ。 それをじっと見つめていると八坂さんは笑いながらどうぞって言ってくれて、俺はそれを食べ始めた。 そして冒頭です。 あの、おいしすぎる…です。 ほんとにおいしい!ふわふわでもちもちでほどよく甘い! 八坂さんはというとまだ手をつけずにそんな俺を写真に収めている。 …恥ずかしいからやめてほしい。 「やーさーかーさん!…写真いやです…」 そう言って八坂さんも一緒に食べましょ、と八坂さんの前にあるお皿をぐいぐいと目の前まで押した。 八坂さんはなぜか口元を押さえて何も話さない 「ど、どうしたんですか?」 「…玲緒くん…可愛い…」 俺、ほんとに何もしてないよね?…可愛いくないのに… 「玲緒くんこのあと何する?」 「うーん、俺はなんでもいいですよ!八坂さんと出かけるの楽しいから」 そう言ってにこっと笑った。 そしたら八坂さんは突然顔を手で覆って大きな声で話し始めた。 「もう〜!ほんと……俺も玲緒くんがほし〜い!一家に一台玲緒くんだよ!唯さん羨ましい!俺も毎日癒されたい!!」 「わ!大声やめてください!!」 やっぱりさっきの言葉に付け足しで、八坂さんと出かけるのは楽しいけど大変だ…。

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