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第166話
「気持ち良い?」
「あぁ、上手だよ」
俺は唯の髪の毛を洗っていた。
唯は最初自分でやろうとしてたけど俺がやりたいって言ったら了承してくれた。
髪の毛を洗い終わると「体も洗って」って言われたけどそれは断っておいた。
なんていうか、唯の体にずーっと触れてたら脳が勘違いして変な気を起こしそうだったから。
それから2人でお湯に浸かった。
夏だったから少しだけ温度を下げていれたんだ
「まだ明るいのに2人でお風呂入るのちょっと恥ずかしいね」
そう言って唯に笑いかけた。
ちなみに俺は唯の膝の上に乗っているから吐息がかかってやばい…
「濁り湯ってなんかいいな」
確かに今日は白いミルクの濁り入浴剤を使ったけど…。
「なんかって?」
「…見えそうで見えない感じが。それに玲緒から良い匂いする…あ、これ確かミルクの入浴剤だったよな?」
唯のその言葉に戸惑いつつも頷いた。
「じゃあさ、」
と、胸の飾りをきゅっと抓られてその上からたらたらとお湯を垂らしてきた。
「なっ、なにすん…!」
「こうしたら母乳みたい」
そう言って楽しそうにくしゃっと笑う唯。
その顔をみてたら怒るに怒れなかった。
でも昨日のこともあるし、乳首が痛いからもうしないでほしい…。
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