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首筋に吉崎の息がかかる。
彼は挿入している間も時夫への言葉を欠かさない。
「壱也君もよく声を出してくれるようになったんです。欠点を上げるとしたら、そうですね、早漏気味なところかな」
「あ、いやだ……っ」
勃起したその根元を強く掴まれて壱也は泣きそうになった。
腰が砕けてしまいそうだ。
昂ぶる余り体の芯が焼けるような。
いつもこの体位だ。
ベッドに頭を押しつけて腰を掲げた壱也を後ろから吉崎が攻める。
吉崎はたまにしか射精しない。
親父とやって、こいつは何回達して、どんな言葉を口走ったんだろう。
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