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鷹崎秀司もう一つの顔3※

鈍い音が至の胸で鳴る。 「ぃぁあんっ…!ひっ、ゃ、いぁッ!!やぁ…っ、ら、めこれッ」 「乳首弱いですもんね。気持ちいでしょ?」 「つよいの、やだぁ…ッ!!!いぁッ!」 悲鳴のような嬌声のような喘ぎ声を零して涙を流した。 めちゃくちゃに突かれながら弱い性感帯を責められ、ただただ本能のままに腰を振るしかできない。 至のようすを眺める秀司は、命令でこんな振る舞いをしているとは思えないほど楽しそうに笑っている。 「至さん可愛い。苛められて嬉しくてナカがすごくうねってますよ。俺イキそう」 「ナカに出して、早くイって…ッ!!」 「お願いの仕方教えたでしょ?また躾直し?」 「やだ…っ」 「じゃあ、なんてお願いするの?」 「俺の、ヤラシイおまんこに…ッ!あぅっ!いっぱい種付けしてくらさい…ッ」 「合格」 急に起き上がった秀司はヘロヘロの至を組み敷き、以前にも増して強くナカを穿ち絶頂を迎えようとする。 屹立の根元を握り、それに至も応えるように腰を揺らす。 無意識に秀司の腰に脚を巻き付けるが、秀司はそれを気にすることなくナカを掻き回した。 「至さん、ほら中に出しますよっ?」 汗を散らし、上擦った声で語りかけるのだからもう限界なのだろう。 「ちょ…おだいっ!早くッ!もう……ッッ!!」 自身の勤める職場のトップがまさに今、自分の下で喘いでいるという事実に少しの恐怖と優越感を感じ陶酔する。 それを意識するとゾクゾクして、腰が甘く震えた。 秀司は早く早くと強請る至に応えるように最奥に己の欲望を放ち、それに呼応するように至も力一杯仰け反り射精した。 ◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆ 「至さん、水いります?」 「ん…」 人の部屋を我が物顔で闊歩する秀司と、疲れ切ってとろんとした目でベッドに俯せになってそれを眺めている至。 至の身体がきれいさっぱりしているのは秀司が後処理を手伝ってやったからだ。 「何かある度俺を呼びつけるのやめてくださいよ、ほんと。…はい。飲めます?」 「お前ほんと優しいヤツだな」 「は?」 「だって、呼んだら来るし…風呂だって水だって」 「あなた職権濫用してる自覚ほんとないですね。あと、今日は結構苛めた自覚あるんで。でもあなた、結構楽しそうだったから心配はあまりしませんよ」 思い出したくないことが頭に思い浮かんだのか、眉をひそめ至に背を向けてベッドに腰掛ける。 至はその様子を不思議そうにぼんやりと見詰めていた。

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