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跳び箱にしがみついた凛は声を我慢するのに必死だった。
「ん……ん……っんんん!」
高々と掲げた腰の向こうには郷野の頭がある。
両手で凛の柔らかな尻たぶを掴み、外気へ剥き出しにした後孔周辺を、郷野の舌が緩々と這い回っている。
当然、そういった行為を施されるのは生まれて初めてのことで。
凛はかつてない恥ずかしさと同時に際どい刺激を覚え込まされて今にも脱力しそうであった。
尖らされた舌先に肉襞を割られて直に中を濡らされる。
強くなった水音に鼓膜は容赦なく犯され、ゾクゾクとした震えが背筋を駆け抜ける。
時に掌で巧みに擦り立てられて性器は否応なしに勃起し、透明な先走りの蜜を溢れさせていた。
「んぅぅ……っ」
グチュリ、と舌尖が窮屈な内側に埋め込まれると凛は堪らず仰け反った。
「こっちを向け、藤崎」
郷野に言われて凛はぎこちなく体の向きを変えた。
下半身に身につけるのは靴下だけ。
上にはシャツを着ており、少女じみた仕草で閉ざした股が隠れるよう裾を引っ張り、あられもない様を一生懸命隠そうとしている。
「隠すな」
そんな凛に郷野は酷な命令を。
「足を開け」
そんな郷野に凛は従う。
「……は、い、先生……」
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