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「今、もう、お前の中にいる」 十分に湿らせて解したとは言え、まるで噛みついてくるかのように獰猛な締めつけだった。 受け身の凛と同様、郷野の額にも汗が滲む。 慎重に、そっと、容赦なく狭まる最奥の手前で教師は動き始めた。 「怖くないだろ、藤崎……」 「……先生の、オレの中に……オレと先生、繋がってるの……?」 上体を前に倒している郷野の肩を掴み、全身を揺らしながら凛は身悶えた。 抉じ開けられる痛みと植えつけられる危うい疼きに潤んだ双眸は、再びこめかみへ涙を落とし、上下の睫毛をしっとり濡らした。 ペニスが前後する度に内壁は粘着質の音を立て、二人の体温に促されて室温が上昇しつつある倉庫の静寂に際立った。 郷野は少しばかり律動を加速させた、そして。 シャツが捲れて覗いていた生徒の腹部に白濁を解放し、凛は声も出せずにただ……やはり途方に暮れるのだった。

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