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「あっ、ぁぁ……ん……っ」 回転イスに座った郷野はデスクに腰掛けた凛の股間に深く顔を埋める。 音を立てて吸いつかれた凛はつい声を上げ、慌ててカーディガンの袖で口元を押さえた。 「ん……っ、んんっ……く……」 根元までくわえ込んで先走りの蜜を啜りながらも頭上を逐一窺うのは忘れない郷野。 必死で声を堪える凛の様を視界に捉える度、底なし沼の如き飢えは加速した。 声を聞きたい。 だが必死になって堪えている姿にも……惹きつけられる。 体の芯が狂ったみたいに発熱する。 どうにかなりそうだ。 ほしくてほしくて、愛し足りなくて、もっと貪りたい。 「やぁ、ぁっ、せんせ、っ」 背後に突いた両手で何とか上体を支えていた凛だったが、郷野の念入りな口淫に呻吟し、その細腕が目に見えて痙攣し始めた。 「もぉ……だめ、です……やだ……っ」 拒まれた郷野は獣性を押し殺して速やかに唇を離す。 が、極みに到達する寸前の、今にも白濁を噴きそうな性器を名残惜しげに舌先でなぞった。 凛は首を左右にブルブル振って露骨な奉仕をあからさまに拒んだ。 「いや……です」 「……つらくないのか、この状態で」 眉根を寄せていた凛は郷野からまた視線を逸らしかけ、思いとどまり、鋭い眼と健気に視線を通わせた。 「オレだけ、先に……とか……嫌です」 「……」 「先生も一緒がいい、だから、郷野先生……」 その先を言い切ることが凛にはできなかった。 真っ赤になって、少女めいた双眸をうるうるさせ、ただひたすら郷野を見つめるので精一杯だった。 無制限にこの胸を掻き立てる凛に見つめられて郷野は思う。 この生徒はどこまで自分を食い尽くせば気が済むのか。

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