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みっきーの誕生日☆56
『さあさあ、出来たわよー♡』
『『出来たよー♡みっきー(みー)』』
『出来たぞ、光希ー♡』
『・・・は、はーい・・・・・・』
『今日は玲音くんと咲哉くんも来てくれたから
和室で食べましょう♪』
ってな事で、
いつものダイニングではなく和室へと移動した。
『わあ・・・すごーい!』
大きなテーブルいっぱいに並ぶ美味しそうな
料理にテンションが上がる。
ちらし寿司に、から揚げ、ポテトサラダ、
母さんの得意料理の豚の角煮、刺身の盛り合わせ
と、とにかく豪華!
それに、
見た目 おしゃれな・・・名前が分かんないけど
これは多分・・・
『エビのアヒージョは俺と咲哉が作ったんだ~』
『あと、カプレーゼと生春巻も、な♡』
へー。
アヒージョっていうんだ・・・
カプレーゼも生春巻もおいしそう!
やたらと量が多い気が・・・しなくもないけど
5人で食べきれるかな?
ま、いっか♪
『ここ座って♡みっきー!ママさんも♡』
『お父さん、なに飲みます♡?ビール?』
『はい。ありがとう♪』
『ビールもらおうか♪』
目尻 下げちゃって嬉しそうだな・・・
父さんと母さん・・・
『では、光希の誕生日を祝して』
『『『かんぱ~い!』』』
『か、かんぱ~い・・・・・』
『『『『おめでとーっっ』』』』
『あ、ありがとう・・・』
『わー♪ママさんの料理おいしそー♡』
『ああ。ちらし寿司、うまそーだな♡』
『あら、玲音くんと咲哉くんのアヒ・・・なんとか?も
おいしそうよ!ね、お父さん♡』
『うん。アヒ・・・なんとか?なんて初めて食べるなぁ♪
うまそうだ♪』
和気あいあいと 笑い合う4人。
『・・・・・・・・・』
なんだろ・・・この疎外感・・・・
いつの間に仲良くなったんだ?
俺たちの関係が父さんにバレたら困る、
なんて思って
つい、帰そうとしちゃったけど
(コイツら隠す気ないし)
その心配も薄れるほど
すっかり馴染んでる・・・
・・・でも
なんか いいなぁ、こういうの・・・
照れくさくて こそばゆいけど
すごく 嬉しくて楽しい・・・
聞きたいコトは いっぱいあるけど
あとで ゆっくり聞けばいっか。
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