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みっきーの誕生日☆57
『いただきまーす』
さあ、どれから食べようかなー♪
全部、大好きだもんなー♪
ウキウキで取り皿を手に取る。
『ああ、みっきー 待って♡』
『ん?・・・なに?』
『今日の みーは王様だから♡』
『・・・・・・・・・・え?王様?』
『『だから俺たちが取ってあげるね(な)♡』』
『・・・・・・??』
・・・なんで、王様?
っていうか自分で取るのに・・・
とはいえ、楽しそうに盛ってる2人を見てると
止めるのも悪い気がしてきて任せることにした。
『はい、みっきー♡どうぞ♡』
『たくさん食べろよ♡みー♡』
『・・・・ありがとう』
さすが というかキレイに盛りつけてくれた
お皿を受けとる。
『たーんと食べてね♡』
『おかわり、しろよ♡』
『・・・・・・うん』
『みっきー。あーん♡してあげよっか』
『お。それ、いいな!みー。あーん♡』
『うん。・・・・・・・・・ん?』
『王様だからね♡』
『はい、あーん♡』
────////っ!?
なになになに!?
王様って、なに!?
そうゆうコトなの!?
『『ほら、あーん♡♡』』
『・・・・・・っ・・・///!!!』
いやいやいやっ////!
無理!無理だからっ!
父さんと母さんが目の前にいるのに
そんなの無理に決まってるだろーっ///!!
全力で首をブンブン振って お断りしたけれど
2人は強引に(つまりは、いつものように)
箸を手にグイグイ迫ってきて逆らいきれず
(いつものように)食べさせられてしまった。
『おいしい?みっきー(みー)♡』
『・・・・・・っ・・・/////』
は、恥ずかしい・・・・////
ホントにコイツら・・・隠す気ないよな・・////
『ははは。ホントに仲いいんだなぁ』
『ええ・・・・・・・・・そうね・・・』
嬉しそうな父さんと
複雑な顔の母さん。
『友達っていうより恋人同士みたいだな』
『ええ・・・・・・・・・そうね・・・』
無邪気に笑う父さんと
複雑な顔の母さん。
『な・・っ、・・は・・っ?・・・え?そ、そーかなー?
あはは・・・・あはは・・・っ・・』
ヤ、ヤバいっ!!
父さんにバレちゃうぅ!!!
ここはなんとかごまかさないとっ!!
『や、やだなーっ!
なに言ってるの、父さんてば!俺たちは・・・』
『“恋人みたい”じゃなくって~』
『正真正銘、ホントの恋人・・・』
『わ─────────っっ!!!』
な、な、ななな・・・っっ!!
コイツら!今、な!何を・・・っ!!
何を言おうした・・・っっ!!
隠す気どころか、バラす気満々っっ!?
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