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みっきーの誕生日☆61
『───────っっ!/////!』
キ、キス・・・!!
キス・・・ッ!!!
今・・・キスしたっ!?
キスした・・・!!
キスしたぁぁぁーっっ!!
『・・・・・・っ・・・!!』
この・・・
この・・・大バカ者───っっ!!
『おま・・・お前ら・・・っ!
な、なななな何やってんだっっ///!』
ハムスターもビックリ!な早さで
口の中の食べ物を噛んで飲み込んだ俺は
2人の頭を続けざまに ベシベシ叩いてやった。
『あはは~!みっきー、顔 真っ赤♡』
『ははは~!かわいいな、みー は♡』
『・・・っっ!!』
く、くそぉ・・・
相変わらず 全然 効いてないし
人の話も全然 聞いてないし
能天気にへらへら笑いやがって・・・
もー!もーもー!!絶対、許さんっっ!
『このバカッ!!大体なぁ!いつも!
人前で!恥ずかしいコトすんな!って
いつも!いつもいつもいつも!
言ってんだろがっっ////!!』
ベシベシッ!!
もう1度、さっきより強く叩く。
『うへへ♡だってガマン出来なくって~♡』
『ふはは♡みーが可愛いすぎるのが悪い♡』
『~~~っ!!』
へらへら笑うばかりで
まったく反省の色が見えない2人。
ぐぬぬ・・・!
効いてないし聞いてないし!
ホントに恥ずかしいヤツらめ・・・///
時と場所を考えろってんだ!!
『いつも・・・・・・?』
『・・・・・・え?』
『いつも・・こんな事・・してるのかい・・?』
『・・・・・・へ?』
──────あ。
ああああああああっっ!!
ここ・・・、家だったーっ!!
家で・・・俺の誕生日で・・・
俺の目の前には・・・・・・・・・
驚きと衝撃で 顔を ひきつらせた
と、とととと父さん・・・っ!
『あ・・・あの・・・あ・・・あ・・・・・・』
『・・・いつも・・・って事は・・・やっぱり・・・・』
『─────っっっ!!!
ああああ・・あのっ!・・・いや、あ・・・ぅ・・!』
またしても・・・ピ、ピンチッ!!
・・・・・・あ。
いや・・・待てよ?
ピンチ・・・・・じゃなくて
これは、
父さんに話せる2度めのチャンス・・・到来?
今度こそ、話してみようか・・・な・・・
俺たちの・・コト
そんな風に考えていたら
俺の気持ちを見透かしたように玲音と咲哉は
ポンポンと背中を優しく擦って・・・
にっこりと笑って見せた。
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