577 / 700
みっきーの誕生日☆78
『ふふ~♡みっきー』
『ふはは~♡みぃー』
すっかり話は終わった・・・って感じで
俺に抱きついてくる2人。
いや、なんも解決してないんだけど・・・
『ふふ~♡みっきー 大好き~』
『ふはは♡愛してるぞ、みー 』
『・・・・・・・・・・・・////』
・・・はあ
いいなあ・・・
幸せそうで
俺も・・・
コイツらみたいに能天気になれたら
楽になれるのかなぁ・・・
『・・・・・・・・・・・・』
うーん・・・
無理だな・・・、うん
とかなんとか思いながらも
ベッドで ただ抱きあって、まったりしていると
悩んでたコトも なんだか どうでもよくなってきたり・・・はしないけど、ちょっとだけ諦めモードになってきた。
はあ・・・
なんか・・・こうゆうの
1年前の俺からは考えられないな
「普通が1番」だった頃がウソみたい・・・
玲音と咲哉に会って色々・・・
ホントに色々あったけど・・・
2人と付き合えて よかった・・・
『玲音、咲哉・・・ありがと』
『『え?』』
『あ・・・っ/// い、いや!その・・・
ケ、ケーキも料理も 美味しかったし
来てくれたのも嬉しかった・・・し////
あ、ありがとなっっ////』
『み、みっきー・・・』
『み、みぃー・・・っ』
照れくさくて、つい そっぽを向いて
乱暴な口調になってしまったけど
2人は嬉しそうに笑うと 改めて俺を
ギューッと抱きしめてくれた。
こんな素直じゃない俺のコト、
ちゃんと 分かってくれるのも
この2人くらい・・・だろうなぁ・・・///
幸せな気持ちで俺も2人を抱きしめようと
手を伸ばした その時、玲音と咲哉が
ものすごい勢いで起き上がった。
『あ、そうだ!』
『忘れてたっ!』
『・・・・・・へ?』
『『プレゼント!』』
『え?いや、プレゼントなら もう貰っ・・・』
『あれは前祝いなの~』
『本番は今日だろー!』
と、ベッドから飛び降り
部屋のすみに置いてある大きな紙袋から
赤いバラの花束と・・・なぜかベッドの下から
ぺちゃんこの細長いビニール袋みたいなのを
引っ張り出した。
ともだちにシェアしよう!