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みっきーの誕生日☆79

『はい、みっきー♡』 『おめでとう、みー♡』 『ベタだけど♡』 『トシの数な♡』 と、バラの花束を渡された。 『・・・あ、ありがとう・・』 『それと~♡』 『次はこれ♡』 と、ビニール袋を開け 正体の分からない不思議な何かを ベッドの上に置いた。 『ちょっと待ってね』 『すぐ膨らむからな』 『・・・・・・・・・え?』 言葉どおり、その不思議な何かは あっという間に膨らんで・・・・・・ 『え・・・・・・・・・』 長い・・・つーか、でかいんだけど・・・! 俺のシングルベッドの ほぼ半分を占めてるんだけど・・・! っていうか・・・ 人の形してるんですけどーっっ!! 『あの・・・なに?これ・・・・・・』 『何って~』 『これは~』 『『俺たちの~、等身大ダッ・・・・・・あ。 えーと、抱き枕でーす♪』』 『・・・・・・・・・・・・・・・?』 抱き枕・・・・? しかも・・等身大・・・ どうりで長くて、でかいハズだ・・ それに・・・表と裏それぞれに 玲音と咲哉の写真がプリントされてて すごく、なんというか・・・ 『リアルでしょー?』 『いい出来だろー?』 『あ・・・・・う、うん・・・・・・』 まさに、それ。 すこいリアル・・・ 『これで会えない夜も寂しくないよね~?』 『これを俺たちだと思って抱いて寝てくれ』 『・・・あ・・・あはは・・・・・・う、うん・・・』 いや、まあ・・・気持ちは嬉しい・・・けど これを抱いて寝るのは・・・ すごーく恥ずかしいんですけど・・・/// というのも・・・ 『えと・・・1つ聞いていい?』 『いいよー?』 『なんだ??』 『あの・・・////これ・・・なんで裸なの・・・///?』 ・・・そう! この抱き枕・・・2人とも裸なんである・・・/// 裸っていっても、 かろうじてパンツだけは履いてるんだけど それでも、ほぼ 裸・・なんである・・・//// なんか意味あんのかな・・・? 『ん~、それはね~?』 『まあ、なんとなくだ』 『・・・・・・・・・・へ?なんと・・・なく?』 『うん。まあ、なんとなく』 『そうそう。なんとなくだ』 『・・・・・・・・・・・・?』 んー? なんか・・・怪しい・・・けど ま、いっか・・・ 『ありがと・・・』 俺のためにプレゼントしてくれた気持ちか嬉しいし、 せっかくくれた物に文句を言うのも違う気がして 素直に受けとるコトにした。 つーか 半分は 聞くのが怖いっていうのも あったりするんだけど。

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