578 / 700
みっきーの誕生日☆79
『はい、みっきー♡』
『おめでとう、みー♡』
『ベタだけど♡』
『トシの数な♡』
と、バラの花束を渡された。
『・・・あ、ありがとう・・』
『それと~♡』
『次はこれ♡』
と、ビニール袋を開け
正体の分からない不思議な何かを
ベッドの上に置いた。
『ちょっと待ってね』
『すぐ膨らむからな』
『・・・・・・・・・え?』
言葉どおり、その不思議な何かは
あっという間に膨らんで・・・・・・
『え・・・・・・・・・』
長い・・・つーか、でかいんだけど・・・!
俺のシングルベッドの
ほぼ半分を占めてるんだけど・・・!
っていうか・・・
人の形してるんですけどーっっ!!
『あの・・・なに?これ・・・・・・』
『何って~』
『これは~』
『『俺たちの~、等身大ダッ・・・・・・あ。
えーと、抱き枕でーす♪』』
『・・・・・・・・・・・・・・・?』
抱き枕・・・・?
しかも・・等身大・・・
どうりで長くて、でかいハズだ・・
それに・・・表と裏それぞれに
玲音と咲哉の写真がプリントされてて
すごく、なんというか・・・
『リアルでしょー?』
『いい出来だろー?』
『あ・・・・・う、うん・・・・・・』
まさに、それ。
すこいリアル・・・
『これで会えない夜も寂しくないよね~?』
『これを俺たちだと思って抱いて寝てくれ』
『・・・あ・・・あはは・・・・・・う、うん・・・』
いや、まあ・・・気持ちは嬉しい・・・けど
これを抱いて寝るのは・・・
すごーく恥ずかしいんですけど・・・///
というのも・・・
『えと・・・1つ聞いていい?』
『いいよー?』
『なんだ??』
『あの・・・////これ・・・なんで裸なの・・・///?』
・・・そう!
この抱き枕・・・2人とも裸なんである・・・///
裸っていっても、
かろうじてパンツだけは履いてるんだけど
それでも、ほぼ 裸・・なんである・・・////
なんか意味あんのかな・・・?
『ん~、それはね~?』
『まあ、なんとなくだ』
『・・・・・・・・・・へ?なんと・・・なく?』
『うん。まあ、なんとなく』
『そうそう。なんとなくだ』
『・・・・・・・・・・・・?』
んー?
なんか・・・怪しい・・・けど
ま、いっか・・・
『ありがと・・・』
俺のためにプレゼントしてくれた気持ちか嬉しいし、
せっかくくれた物に文句を言うのも違う気がして
素直に受けとるコトにした。
つーか
半分は 聞くのが怖いっていうのも
あったりするんだけど。
ともだちにシェアしよう!