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フェチ
『気にしなくても大丈夫だよ、みっきー。
だって、みっきー 筋肉フェチだもんね♪』
『腹筋 大好きなんだもんな、みーは♪』
『・・・・・・・・・・・・・へ?
・・・・・・えっ?えぇ !?』
な・・・っ !?
筋肉フェチ???
俺?俺が??
『咲哉の腹筋 見た時、釘付けだったし♪』
『すっごい 目ぇ キラキラしてたしな♪』
『・・・ぅ・・・・・・・っっ//////』
『あとさ。部活中の筋肉くん、よく見てるよね♪』
『そうそう。陸上部とか水泳部とかな♪』
『っっ・・・・・・/////!!』
た、確かに・・・・・。
そうだ。
言われてみれば
確かに見てるわ、俺。
陸上部のヤツ とか
水泳部のヤツ とか。
サッカー部のヤツ とか。
二の腕 とか
ふくらはぎ とか
広背筋 とか
大胸筋 とか
引き締まって キュッて あがった お尻 とか。
それは、憧れ。
ひょろい俺にないものへの憧れ。
だって 筋肉って
筋肉って・・・カッコいい・・・!
筋肉に想いを馳せていると、咲哉が俺の手を取って、腹筋へと導いていく。
『だからな、みー。』
『・・・・・・・・?』
『好きなだけ見て、触っていいからな♪』
『・・・・・・・・え。』
『俺の腹筋♪』
『えっ!いいの !?』
『みーは特別だからな♪』
『マ、マジ・・・・ッ !?』
あぁ・・・!
憧れの腹筋が いつでも どこでも
見放題、さわり放題 !?
しかも、咲哉のは ガッツリ割れた
大好きな シックスパック!
・・・ゴクリ。
触りたい・・・・。
俺は、導かれるまま そっと咲哉の腹筋に触れてみる。
『・・・・・・・・っっっ///////』
うわぁ・・・・////
うははは。
固~い。
カッチカチー。
すげー。
すげー。
思わず、顔がニヤける。
最初はおそるおそる触っていた俺だけど、触っているうちに どんどん夢中になっていく。
うははー。
すげー。
固~い。
カッチカチ~。
『ふふ、可愛いね♪』
『ああ、可愛いな♪』
クスクス笑う2人の声も聞こえないほど
俺は、シックスパックの虜になっていた。
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