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まさか。

なんか・・・、 丸くて、先っぽに 穴みたいな窪みがあって、 柔らかいけど芯があって ぴくぴく動いて・・・・ 『・・・ふ・・・っ・・・ん、ん・・・・?』 なんだろう、これは。 ふんわり、ぽわぽわ まとまらない頭で、 考える。 ── と、その時。 『あー!いいな~、咲哉。』 玲音が 突然 叫んだ。 ・・・・・・いいな? 『いいぞ~、玲音。最高♪』 咲哉が 答える。 ・・・・・・いいぞ?最高? なにが? 『みー。もうちょっと口 開けて?』 『・・・・・っ・・・・ん、んん・・・?』 よく分かんないけど またも素直に 口を開けると、また少し その何かが ぐぐっと押し入ってきた。 『んっ・・・・・・・!』 意外と大きい・・・。 口の中がいっぱいになる。 思わず反射的に 舌で押し返そうと 舌 全体で それを なぞる感じになる。 ・・・・・・・・・・ん? なんか、この形・・・・ なんだっけ? 『・・・う・・・・・っ・・・ん、ん・・・っ・・・・』 それにしても、 うー、苦し・・・・・。 苦しくなってきて、コクンと、口に溜まった唾液を飲みこむ。 すると、 『・・・・っ、みー。歯、たてんな・・・』 苦しそうな咲哉の声がして、むぎゅっと 頬をつねられた。 『男の大事なところだからな。優しくな。』 『ん?・・・・・・? んん・・・??』 ・・・・? ん? 男の・・・・大事なところ? 大事なところ・・・・・ 大事な・・・・・ところ はっ! 大事なところって、まさか? まさか・・・・・・・ !?

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