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みっきーの誕生日☆82

『やあ!光希くん、こんばんは~』 『光希くん、誕生日おめでとうー』 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・え』 にこやかに笑う その人(いや、人たち)は・・・ 玲音と咲哉の・・・・ 『おととと、お父さんっ!! ・・・・・・・・・え?・・・えぇぇ??』 ───な、なんで!? 『はーい。お邪魔してまーす♪』 『どうも♪ご馳走になってます』 『・・・・・・・・・・・あ、 い・・・いらっしゃい・・・ませ・・・・!』 ──な、なんで? なんで、お父さんたちが・・・? 『あ・・・・あの、 ど、どうしたんですか? なんで、ウチに???』 『ああ、今日は光希くんの誕生日だって 玲音と咲哉に聞いたから、光希くんのお祝いと ご両親に ご挨拶を・・・と思ってね』 『仕事終わりで遅くなってしまったから 玄関先で失礼しようと思ったんだけど・・・』 『聞いたら、ご飯もまだだ、って仰るから 私が “ぜひ上がって下さい” って お願いしたの~♡♡』 と、母さん。 すっかり目がハートになってる・・・ 『そうそう!飲みましょう~♪』 これは、父さん。 こっちは完全にデキあがってる・・・ 『あ、いえいえ。車ですから、お酒は・・・・』 『玲音と咲哉も連れて帰らないと・・ですし』 『あらぁ・・・・残念ねぇ・・・・』 『よし!かーさん!俺と飲もう!』 『あらぁ!いいわねぇ!!』 『飲もう、飲もう!』 ───父さん・・母さん 2人で盛り上がってるし・・・ っていうか・・・なんか・・・ は、初対面がこれって・・・//// めっちゃ恥ずかしい・・・・//// 『あはは。楽しいご両親だね』 『光希くん、これプレゼント』 苦笑いのお父さんたちが(多分 気を使って) 花束を渡してくれる。 『・・・・っ!わあ♡ あ、ありがとうございます・・・////!』 『いやあ、 いつも仲良くしてくれて ありがとう』 『これからも・・・末永く、よろしくね』 『す・・・すえ・・・///は、はい・・・! こちらこそ、よろしくお願いします///』 うわー//// お願いされちゃった・・・//// うわー//// うわーっ//// 嬉しい・・・っ//// と、そこに 『玲音くん咲哉くん!俺たちもよろしく~』 『うふふ♡よろしくね。イケメン君たち~』 能天気な両親の声・・・と、 『はーい♡もちろんでーす』 『末永く、よろしくでーす』 これまた能天気な玲音と咲哉の声・・・ なんか・・・ なんだこれ・・・ お酒を飲む父さんと母さん その隣でお酌をする玲音と咲哉・・・・ なんか・・・ この2人と2人・・・、似てる・・ なんか嬉しいような・・・ なんか残念なような・・・ ・・・・ちょっと複雑・・・ 『あはは。仲いいね~♪』 『仲良くて、安心した♪』 『あーあ。俺たち、飲めなくて残念』 『ああ。本当に泊まらせてもらおうか』 ・・・・・・・・・・・え? 『いいねぇ!飲んじゃう??』 『だなぁ!飲んじゃおうか!』 ・・・・・・・・・・えぇ?? 『玲音~、咲哉~♪』 『俺たちも飲む~♪』 ・・・・・・・・・・・・えぇぇ?? 『待ってましたぁ』 『飲みましょう!』 『父さん、ナイス』 『お注ぎしまーす』 ・・・・・・・・・・・・えぇぇぇ?? なに? この和気あいあいな雰囲気・・・ なに? この疎外感・・・っ!! なに? 俺だけ仲間外れな、この感じーっ!?

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