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みっきーの誕生日☆84
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『・・・・・・・・・ふぅ』
気持ちよかったぁ♡
もしかしたら2人が襲撃してくるかも・・・と
警戒しながらも、大好きなお風呂を
しっかり堪能し ほこほこになって廊下に出た。
そこに、タイミングよく
片付けを終えたらしい玲音と咲哉も出てきて
俺を見て嬉しそうに笑った。
『あ、みっきー♡』
『おお、みぃー♡』
『あ・・・・』
『うわ~!湯上がりのみっきー 可愛い♡』
『ぐはっ!全身ピンク色のみー 可愛い♡』
2人の目がキラーンと輝く。
『・・・え・・えと・・・・・////』
『ちゃんも体も洗った~?』
『すみずみまで洗ったか?』
ニヤニヤ笑いながら近づいてくる2人。
『・・・・う・・・・うん・・・・・/////』
(思わず後退りする俺)
こ、これは・・・・////
『そっか♡それは よかった♡』
『ああ♡よかった よかった♡』
さらに近づき壁に追い詰めてくる2人。
『・・・・・っ・・・////』
(逃げ場を失う俺)
な、なんか・・・変な空気に・・・・////
『大好きだよ、みっきー♡』
『俺も大好きだ。みーぃ♡』
左右から抱きついてきて
チュッと頬にキスが降りてきた。
『・・・・・・・・っ・・・・////』
『『かわいー♡』』
チュッ
チュッ
はわわ・・/////
なんだ、この雰囲気・・・・!!
エロいって!
マズいってーっ////!!
『あ、ああああのっっ・・・・・////』
ギュウギュウ抱きつかれ
チュウチュウキスされて
どう逃げようか
どうやったら逃げられるか
考えていると、なぜか急に2人がパッと離れて
『これ以上はマズいね』
『ああ。非常にマズい』
謎の言葉を呟く。
『・・・・・・・・・・・・え?』
『───じゃあ、俺たち』
『───これで帰るから』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・ほぇ?』
え?なんて言った?
かえる?
かえる───って・・・・・
買える?
変える・・・
代える・・・
・・・・蛙?
じゃないか。
『じゃあね♡また明日♡』
『じゃあな♡また明日♡』
玄関へと足を向ける2人を見て
やっと「2人が帰る」って事を頭が理解した。
『────え、えぇ!?か、帰るの??』
『ん?そう言ったでしょ?』
『ああ。そう言ったよな?』
『え・・・・?う、うん・・・聞いたけど・・・・
えーと・・・・だけど、お父さんたちは・・・・』
2人とも酔いつぶれてるけど
どうやって帰るんだろう???
まさか玲音と咲哉が運転・・・・は、
しないよな?
『あ、それは大丈夫』
『迎えが来たから♪』
『・・・・・迎え?誰が?』
気になって2人について玄関へ行くと・・・
『・・・・・・・・・・・・あ!』
そこには、
いつもの運転手さんと
別荘でお世話になった、あの森山さんが
にこにこと笑いながら立っていた。
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