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みっきーの誕生日☆86
部屋に入ると、すぐにメールがきた。
『・・・・・・・・ん?』
送り主は・・・玲音。
『さっきまで一緒にいたのに・・なんだろ?』
メールを開くと
「“おやすみ”言うの忘れてた!
おやすみ、みっきー♡
俺も俺も!
おやすみ、みー♡(by咲哉)」
『ぷはっ』
なんか・・・
可愛いトコあんじゃん
『寝る前に返信しとくか。・・・ん?』
これで終わりかと思ったら左端に↓が書いてある。
スクロールしていくと かなり下の方に
追伸があった。
「今日はプレゼントした抱き枕、
抱いて寝てね♪」
『ぷはっ。・・・はいはい。
今日はありがとう、おやすみなさい・・・と』
返事を打って、ベッドに寝転がる。
あ~、
なんだかんだで すごく いい誕生日だったな・・・
喫茶店に連れてってもらえたのも
別荘で森山さんに会えたのも
玲音と咲哉の夢を聞けたのも
全部 嬉しかった・・・・・・
『ふふ。
プレゼントも・・・こんなの作っちゃって
アホだなぁ・・・』
布団に入って、枕をギューッと抱きしめる。
ああ、しっかり固さもあるのに柔らかい・・・
抱き心地いいなー
ホントに玲音と咲哉に抱きついてるみたい・・・
『・・・・・・・・・・』
うとうとと眠くなってきて
本格的に寝ようと、抱き枕に足を絡ませた。
『・・・・・・・・・・・・・・・ん?』
なんか・・・枕の中に硬いものが・・・ある・・・?
『なんだ・・・?』
硬いものの正体を つきとめるため
手で触ってみる・・・けど よく分からない。
『ん~?なんか入ってんのかな・・・』
場所的には ちょうど、股間あたり・・・
形は 細長くてバナナみたいな・・・・・
『・・・・・・・・・・・・・・・』
股間あたりにある、細長い・・・
バナナみたいな・・・なにか・・・???
って・・・・・・まさか!!!
恐る恐る抱き枕のパンツ部分を見れば
そこはマジックテープが施してあって
中の何かを取り出せるようになっていた。
『・・・・・・・・・・・・・・・』
な、なんか・・・
なんか、これって・・・
イヤな予感・・・しかしないんだけど・・・
そして、いつものように
イヤな予感が当たる気しかしないんだけど!?
いや──────────っっ/////!!!!
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