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みっきーの誕生日☆93
「そっか~。
みっきーは持って帰ってほしいんだ~。
そっか~」
途端にしょんぼりする玲音の声に
胸がチクリと痛む。
『あ、あの・・・その・・・』
「そっか~。
俺たちのプレゼントはいらないんだ~」
『あ・・・・・・いや・・・』
「そっか~。残念だな~」
『・・・・・・・・・』
お、落ち着け、俺!
こんなコトでコイツが本気で落ち込むなんて
・・・ない!
これは芝居だ!わざとだ!
強気でいくんだ、俺!
『と、とにかく!
“ いる ”とか “ いらない” とかいう以前に
俺、絶対 ひとりじゃ使わないから/////!
あと、それと・・・えーと・・・えーと・・・
・・・・・・あ、そうそう!も、もし なんかの拍子に
母さんが見つけたりなんかしちゃったら・・・
めっちゃマズいからっ!』
よ、よーし!
うまい、俺!
うまいぞ、俺!
咄嗟だったわりには
すんごい いいコト言ったよ、俺!
これはイケたんじゃない??
「ふぅーん」
『・・・・・・・・・・』
あれ?
ダメ?
うー、やっぱダメかぁ・・・・
「──なるほどね」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?』
あれ?
あれ?
なるほどね?
え?
ってコトは?
ってコトは???
「・・・そうだね。いくら みっきーが変態でも
ママさんに見つかるのは恥ずかしいよね。
・・・分かった。明日、持って帰る」
『・・・・・・・っ!!』
── や、やった!!
やったぁ!!!
持って帰るって!
持って帰るって~!!
やった!
よかったぁぁぁ!!
───ん?
待てよ?
今、聞き捨てならない言葉が聞こえたような・・・?
俺が変態!?
変態だとぉ!?
って・・・・どうゆうコトだ!こらっっ!!
変態はお前らだっつーのっっ!!こらっ!
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