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玲音と咲哉。

『もうシないからな !?』 『『はいはい。』』 『ホントに!今日は もちろん! 明日も!絶っっ対 シないからなっ !!』 『『はいはーい。』』 『・・・・・・・・・・・・・・・・。』 返事が軽い・・・・。 『ね、みっきー、DVD観る?』 『観るかー?』 切り替えが早い・・・・。 『・・・・・・・・・・観る。』 分かってんのか? ホントに。 まあ、いいけど、 もう、絶対シないから。 あれから少し休んだ後、夕食をご馳走になり(今日はハンバーグだった!美味かった!)、 お風呂に入って・・・というか入れられて、風呂上がりに また湿布を貼られ、お尻に 軟膏をしつこいくらいに長い時間をかけて2人がかりで 交互に塗られた。 わざとらしく中を擦る指に、どうしても感じてしまう俺。 またもや、妙な雰囲気になってきて焦った俺は2人に釘を指していたってワケ。 『なに観る?』 『・・・・・・笑えるヤツ。』 『オッケー♪♪』 DVDを観はじめると、2人は夢中になって笑い転げている。 仲いいよな・・・ホントに。 気が合うっていうか・・・なんだろ・・・ まるで兄弟みたいな感じ? 家も隣同士だし、白と黒の豪邸だし、 いつも一緒にいるみたいだし・・・ なんか不思議な関係だよな。 玲音と咲哉。 どんな風に育って来たんだろ。 俺の事はコイツらに知られてるってーのに 俺はコイツらの事、なんにも知らない。 知りたい。 コイツらの事・・・・・知りたい。

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