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2人の秘密①
『どうしたの?みっきー。』
『上の空だな。』
『・・・あっ・・・・ご、ごめん・・・』
笑える映画を観ているというのに、全然 笑わない俺に2人が気づいた。
『どうかした?』
『考え事か?』
『・・・・・・・・・・・・。』
うーん。
聞いたら・・・答えてくれるかな・・・
コイツら、はぐらかすのうまいし
答えてくれないかもしれない。
・・・・でも、
やっぱり知りたい。
よし、聞こう。
『お前らって・・・小さい時から ずっと・・・
一緒にいんの?』
思い切って聞いてみる。
『ん?俺たち?』
『俺たちの事か?』
『ものすごく仲いいし、お互いの事すごく分かってるし・・・何でなのかなー、と。』
『ああ・・・なるほどね。』
『考えてたのは それか。』
『あ、でも・・・言いたくないなら・・・・』
『ん~ん?別にいいよ?』
『隠すことじゃないしな。』
『・・・・じゃ、じゃあ・・・。』
『いいよ。話したげる。』
玲音が、ふふっと笑ってテレビを消した。
『俺と咲哉は・・・みっきーの言うとおり小さい頃から ずっと一緒にいたんだ。』
『親父同士が仲良くてな。』
『ふーん。そうなんだ。』
『でね・・・・ウチって所謂(いわゆる)お金持ちってヤツでしょ?小さい頃は誘拐とか心配されててさー。俺、可愛かったし!』
『そうそう。』
『ふ、ふぅん・・・・・』
まぁ、可愛かった・・・だろうな。
でも・・・・・誘拐 !?
うわー。別世界の話だな。
お金があるってのも大変なんだな・・・。
『でねでね!咲哉はねぇ・・・!俺のボディーガードだったんだ~。最初はね?』
『はは。そうだな。』
『え・・・・・・・?ボディーガード?』
え?
どういう事???
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