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プロポーズ?
『だから、これから よろしくね♪』
玲音が にっこり微笑む。
『え・・・・・・・よろしく?』
『そうそう。恋人として。よろしくな♪』
咲哉も ニヤリと笑う。
『・・・・・・・・・あ・・・///』
こ、恋人・・・・///
そか・・・、恋人か・・・
なんか、改めて言われると こそばゆい。
『ホントに・・・俺でいいの?』
俺、普通だよ?
地味で、普通で、目立たない
ホントにただの普通の男だよ?
『みっきーでいい・・・じゃなくて、俺は
みっきーが いいの。』
『俺も。みーだから好きになったんだ。』
『・・・・・・・////』
偽りない2人の言葉に、真っ赤になって何も言えずに俯く俺に、2人はスッと立ちあがり、俺の前でひざまずいた。
そして、それぞれが俺の手をとり、甲にチュッとキスを落とす。
『みっきーを 一生、幸せにする。』
『みーと ずーっと、一緒にいる。』
そうして、また にっこり笑う。
『・・・・・っ・・///』
ひざまずいて キスとか・・・・
もう・・・///
王子さまかよ?
って、ツっこみたくなる。
でも、
キザなんだけど・・・・
似合ってるんだよな・・・。
出会えたのが運命、とか
一生 幸せにする、とか
ずっと一緒にいる、とか
なんか、それって・・・
それって・・・
プロポーズみたい・・・
じゃない?
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