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ごまかせない。
『あ!あの・・・っ !!これは・・・あの・・・・』
ダ、ダメだ・・・・・・!
言い訳とか、何にも浮かばないっっ !!
『・・・・・・みっきー?』
『・・・・・・みー?』
冷や汗が背中を伝う。
どうしよう・・・・
どうしよう・・・・・!
何か言わなきゃ・・・!
誤魔化さなきゃ・・・!
『あ、あのな・・ !?その・・・これは・・・・
その・・・!・・べ、別に お前らに会いにとか・・!
か、顔だけ見に来た・・・・とかっ !?
そ、そんなんじゃないんだからなっ !?
・・・・その・・・・その・・・・か、勘違いすんなよなっっ!!』
『・・・・・・・・・え?』
『・・・・・・・・・え?』
『・・・・・・・・・え?』
あ・・・・・。
ち、違う─────っっ!!
全然、誤魔化せてないっ!
バカ!
俺のバカ・・・・・ !!
『え?俺たちに会いに来たの?』
『なにっ !? 会いに来たのか!』
2人の顔が、ぱあぁーと輝く。
眩しいほどのキラッキラの笑顔。
『いや、だから!・・・ち、違・・・・う・・っ !?』
一転、いきなり目の前が真っ暗になった。
え。
なにこれ?
なに・・・・って、く、苦しい・・・・ !?
『う、嬉しい・・・・・・嬉しいよぉ・・・っ』
『みーが会いに来てくれるなんて・・・』
『・・・・・・・・っ !!』
この苦しさ、この締めつけ・・・玲音と咲哉に抱きしめられてるんだな。
ん? 抱きしめ・・・られてる?
抱き・・・・・・ !?
ぬわあぁ ────────── っっ !!
ダメだ ダメだ ダメだ !!
『バ・・・・、バカ・・・・離せっっ !!』
『んー?やだ♪』
『離さない♪』
『離せって・・・!目立つ!バレる!』
それはイヤだ・・・・・・・・っ !!
やっぱり俺は、
地味に ひッそり生きたいんだーっ !!
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