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筆攻め☆21
よし!言うぞ!
言ってやるっ!!
『お前ら、ららら?───って、おいっっ!!』
言ってる途中で、ぶじゅっと音がして
冷たい液体がお腹にぶちまけられた。
も、もーっ!!
人が喋ってんのに!
喋ってる途中なのに!!
なに勝手にコトを進めてんだっ!!
『つ、冷たっ、な、なにっっ!?』
『ん?なにって?♡』
『チョコソースだ♡』
『・・・・・・・・へ?』
チョコ・・・・ソース?
『んふふ♪久しぶりのみっきー盛り♡』
『んはは♪久しぶりのチョコバナナ♡』
『・・・・・・は、はい?』
俺・・・盛りにチョコバナナ・・・・?
『え?ちょ、ちょっと待って・・・・』
今・・・・
不吉な言葉が聞こえたような・・・・?
『はーい♡塗り塗り~♡』
『くるくるお絵かき~♡』
2人は鼻歌まじりに、いつの間にか手にした筆で
チョコソースを くるくると塗り広げていく。
『え・・・・?えぇ!?──ちょっと!おいっ!』
『はい、暴れな~い♡』
『シーツが汚れるぞ♡』
『─────えっ!』
“ シーツが汚れる ”
その言葉に 思わず反射的に動きを止める・・・・
と、2人は満足そうに ニタリと笑い
『みっきーの乳首~♡』
『みーのおっへそ~♡』
お腹一面にチョコソースを塗りたくっていった。
『ふふふ、完成~♪』
『ふふは、完成~♪』
:筆をフォークに持ち変え、ニコニコご機嫌な2人。
『うふふ~♪おいしそう♡』
『ふはは♪たまらんなぁ♡』
『・・・・・・////』
ヤ、ヤバい・・・・・
これは・・・・・・変態スイッチ、オンだよ!
ヤバい!マズい!
『『では、いただきまーす♡』』
基本的に俺の話を聞かない玲音と咲哉 、
バナナを突き刺すと
お腹のチョコソースをぐりぐり塗りつける。
『ちょ、・・うひゃっ!!』
『あ。ダメだよ?暴れたら』
『おおっと、シーツが・・・・』
『─────!!』
ピタッと止まった俺を見て
嬉しそうに笑って、パクリ。
『ん~♡おいしー♪』
『おぉ♡うまいな♪』
『───────//////』
遊ばれてる・・・・・!
く、悔しいぃぃ!!
逃げたい・・・・・!
めっちゃ逃げたい!
けど、動いたら・・・・・
動いたら・・・・・
シ、シーツが汚れちゃうっっ!!
この期に及んで
こんなコトを思ってしまった
学習しない俺・・・・・
当然のコトながら
完全に逃げも動きも出来ず
いつものように2人の思いどおりに
好きなようにされたのであった・・・・・。
ちゃんちゃん♪
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